第1次ベビーブームに生まれた団塊の世代が全員75歳以上になり、介護や医療に大きく影響が見込まれる「2025年問題」と呼ばれている。更に団塊ジュニア世代と呼ばれる世代が15年後の2040年になると65歳になり、さらに85歳以上の方々が1000万人をこえる。介護保険サービスは、自宅で受けられるものと施設で受けられるものに二分できる。自宅なら「訪問介護」「訪問入浴」、施設なら「特別養護老人ホーム」「有料老人ホーム」など。自宅に暮らしながら日帰りで施設に通う「デイサービス」、介護支援専門員(ケアマネジャー)と相談していく方法などもある。厚生労働省の調査によると介護職員の数は2022年度の時点で215.4万人いるが、2026年度には25万人、2040年度では50万人以上足りないという推計が出てる。しかし、2023年度の介護職員は212.6万人と調査開始以来初めて減少してしまった。