イランでは28日、大統領選挙が実施される。欧米との関係改善を望む声が相次ぐ一方、テヘランの有力者は「制裁が続く中でも中国との関係が深まり、イランは孤立していない」と主張している。テヘラン市議会・チャムロン議長は、「制裁で経済に混乱が生じているのは事実だ」としつつも、中国との密接な関係を強調した。中国は電気自動車などでイランへの投資拡大を続けている。28日の大統領選挙では、欧米との対決姿勢を示す保守強硬派が有力とされる一方、改革派候補も支持を伸ばしている。チャムロン議長のコメント「イランは孤立を免れただけでなく(中国など主導の)BRICSや上海協力機構に加盟した。中国は素晴らしい成長を遂げていて、イランは技術面で恩恵を受けるだろう」。