栗原聡教授は生成AIを活用したブラック・ジャック新作プロジェクトを振り返り「生成AIがイノベーションにも活用できるのかという実験の意味があり、結果として充分に創造性を発揮できることがわかった」など話した。また村上信五さんも生成AIを活用したAIシンゴを作っているといい、「何もしなくてもAIシンゴは稼働していなくて、動画や歌も勝手に作ってくれる」、「エンタメ特化型のAIが無いと思ったので作ったけど、結構いいお値段がかかった」など話した。現在世界的に見ても日本の生成AI利用経験は低く、栗原教授は「生成AIは他分野で使える一方で、どういったことに使えばよいのかの経験が日本では浸透していないことも要因だと思う」、「ただAIがどこまで進化しても人間になることはできず、人がやるからこそ感動できるという価値が今後より高まってくると思う」など話した。一方生成AIを巡っては人間の考える力が弱まったり仕事が奪われるなどの懸念もあり、著作権侵害などを念頭に置いたルール作りも必要になってくる。栗原教授は「生成AIは便利な反面悪用することもでき対策もいたちごっこなので、倫理観の教育も必要になってくる」など話した。