いまや生活に欠かすことのできないスマホ。そんな中、今月注意が呼びかけられたのはスマホ内斜視。日本弱視斜視学会、日本小児眼科学会、日本視能訓練士協会が共同で発表した若年者の後天共同性内斜視に対する提言。スマホやゲーム機などを長時間、近い距離で見続けることで発症するおそれがあるとし、16歳をピークに中高生の発症頻度が最も高いとの研究結果も示された。内斜視とは正面を見ているにも関わらず片方の黒目が中央によってしまう症状。物が二重に見えるなど視覚に影響が出る恐れがある。留守番の際や学校の宿題など長時間、スマホやタブレットを使用しているという声が聞かれた。一方、中には症状があっかし、手術したという人も。スマホ内斜視と診断された30代の女性は「よる運転していたところ、ゲートの入りたいところと間違ったところに入ってしまった。これはまずいと思った」などコメント。日常生活に支障をきたしたため先月眼科で手術を受けたという。増えつつあるスマホ内斜視。専門家は対策について「生活習慣の改善だけで良くなることもある」などコメント。こうしたスマホ内斜視について3つの予防法が提言されている。まずデジタル機器を視聴する場合は30センチ以上の距離をとり、30分に1回、30秒以上休憩。2歳未満は控えて2~5歳は短時間に。そして遠くのものが二重に見えるなど異常を感じたら眼科へということが重要だという。またセルフチェックの方法もあるという。CS眼科クリニックの宇井院長によると少し離れた距離から文字を見て片方の目を隠す、片目では1つに見えるものが両目では二重に見えてしまう場合などはスマホ内斜視の疑いがあるという。
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