テーマは「2024年問題 くらしはどうなる?」。4月から運輸、建設、医療の分野で労働時間が大きく制限される。2024年問題では荷物が届かない、道路などの復旧が遅れるといったことが心配されている。働き方改革は先に始まっていたが運輸、建設、医療の3つは5年間猶予をもらっていた。運輸は年960時間、建設は年720時間、医療は年960時間が上限になる。は年960時間は過労死ライン。運輸、建設の月間総労働時間は全産業平均より2割ほど長い。2024年度から始まる働き方改革で、2019年度と比較して14%の荷物が運べなくなるおそれがあると試算されている。対策をしなければ2030年度には34%の荷物が運べなくなるおそれがある。全国のバス路線では約1割で減便・廃止の可能性がある。大阪の富田林でドライバー不足でバス路線が廃止された。医療の分野では、2022年の段階で約21%の勤務医が時間外労働年960時間を超えている。