SNSでうその投資を持ちかけるなどしてカネをだまし取るSNS型投資詐欺や、恋愛感情を抱かせたうえで投資などを持ちかけ金銭をだまし取るロマンス詐欺の被害が岩手県をはじめ全国で相次いでいる。岩手県警察本部は被害を防ぐだめ刑事企画課や組織犯罪対策課、生活安全企画課などからなるプロジェクトチームを設置し、今日初めての会合を開いた。県警察本部刑事企画課・岩渕克彦課長は「被害の実態や手口が明らかになっておらず、早急な解明が必要で、捜査と被害防止に関する総合的な対策を強力に推進してほしい」と指示した。今後は定期的に会議を開いて対策を話し合うという。県警によると県内では先月末時点でSNS型投資詐欺が6件、ロマンス詐欺が9件確認され、被害額は8800万円余に上っている。県警察本部組織犯罪対策課次長・稲辺英之が「自分1人で判断するのではなく周囲に話して相談を進めることが大事」などとコメント。