スペインの首都マドリードで14日に始まった4回目となる米中の貿易協議には、アメリカからベッセント財務長官が、中国からは何立峰副首相が出席した。ロイター通信によると、協議では関税措置に加え、中国発の動画アプリ「TikTok」の問題についても議論が交わされた。アメリカ政府は、TikTokについて安全保障上の懸念があるとして、今年1月親会社である中国企業が事業を売却しなければアメリカ国内での利用を禁止する法律を施行したが、トランプ大統領がこれを猶予したいきさつがある。14日の協議は終了したが、両国は詳細を明らかにしなかった。協議は15日も行われる予定。
