アメリカのトランプ大統領は中国がアメリカ産の大豆の輸入を意図的に止めていると非難し報復措置として中国からの食用油などの輸入停止を検討していると明らかにした。食用油はアメリカで簡単に生産でき中国から購入する必要はないというのがトランプ氏の主張。大豆はアメリカの農産物で最大の輸出品目でその額は年間245億ドル。日本円で、およそ3兆7000億円に上る。その半分以上を輸出してきた相手が中国だった。しかし、アメリカ農務省の報告書によると中国は貿易摩擦が激化した5月以降アメリカから大豆を購入していない。トランプ氏は今月末の米中首脳会談で大豆の扱いを議題に上げる考えだ。これに対し中国政府は「平等、相互尊重、互恵の原則に基づき協議を通じて問題を解決すべき」とコメントした。
