news every. 気になる!
今年5月、神奈川・横浜市にオープンした「ジモティースポット 横浜井土ヶ谷店」には洋服や家電、ペット用品が並んでいた。掃除機は4000円、扇風機は1500円、加湿器は100円。エジプト出身の男性は100円のお盆を購入。これまでにガスコンロやシューズラックを買っているという。さらに店には0円のコップやダイニングチェアがあった。店を運営しているのは地域情報サイト「ジモティー」。横浜市と連携し、不要になったが使えるものを回収。使えるものであれば無料で回収するリユース店。持ち込む人にも引き取る人にもメリットがある。横浜市のホームページではリユースの呼びかけを行っている。持ち込まれた品物は丁寧に汚れなどを拭き取り、写真を撮影してジモティーのホームページに掲載。「ジモティースポット 横浜井土ヶ谷店」だけで1日300点以上出品されることもあるという。横浜市はリユースの取り組みの広がりによって将来的にゴミの削減、ゴミ処理費用の削減につながることを期待している。自治体とジモティーが連携したリユース店は関東を中心に19か所。去年1年間で30万点をリユースにつなげているという。一方、東京・墨田区では5月末からリユース業者などと連携して区内に設置されたボックスで不用品を回収している。回収しているのは衣類や雑貨など。もう使えないものはリサイクル業者によってタオルやエコバッグに。まだ使えるものはリユース業者によって海外の店舗で販売される。マレーシアにある「Jalan Jalan Japan」では日本のリユース品を販売。日本のアニメが人気ということもあり、フィギュアやぬいぐるみが人気商品となっている。リユース店を運営するブックオフによると、17店舗あるマレーシアのどの店舗でも日本のリユース品は質がいいと評判だという。