“トランプ前夜”アメリカは

2025年1月5日放送 8:46 - 8:57 TBS
サンデーモーニング 新春SP 戦後80年 すれ違う幸せのかたち

2025年は第二次世界大戦が終わり、80年。この間に私達の思い描く幸せのかたちは大きく変わった。立場の違いが世界各地に分断を生んでいる。きょうは「国のすがた」「居場所」「家族」の3つのキーワードからすれ違う幸せの形について考えていく。まずはトランプ氏が返り咲く直前のアメリカから。アリゾナ州フェニックスには家を失ったホームレスが何千人といる。アメリカのホームレスは去年過去最多となる77万人に。アリゾナ州では4年で約3倍の約1万4700人となった。治安が悪く昼間は外に出るのを断念したが、夜になり、彼らを支援するNPOに同行し取材。生活に困窮する人たちのため、炊き出しが行われていた。ホームレスになった理由について、インフレで家賃が払えずホームレスになった人は約6割だという。薬物に手を染める人もいるという。ホームレスであふれる地域から車で約5分のところで、トランプ氏が大統領選後、トランプ氏が初めての演説集会を行おうとしていた。演説が行われる場所には高校生や大学生も集まっていた。集会を主催したのは保守系の学生団体。演説会場はライブ会場のようでDJのショーも行われていた。トランプ氏登場前には長男の演説などがあった。そしてトランプ氏が登場すると会場は総立ち。トランプ氏の「幸せ」という言葉に歓喜する若者たち。彼らが思い描く幸せとは超大国だった頃のアメリカへの憧れだった。
1945年のアメリカは第二次世界大戦に勝利し、人々は歓喜に沸いていた。戦後のアメリカは驚異的な経済成長をとげ、国民総生産は15年で2倍に。ハリウッド映画に出てくるような生活は世界の憧れとなった。そんなアメリカに戻ることで幸せになれる、それを実現するのがトランプ氏だと考えているという。演説会場には「銃をもつ自由」を主張する展示や人工妊娠中絶禁止などを訴えるブースもあった。トランプ氏が演説した保守系団体の集会には4日間で約2万人が来場。主催団体の名は「ターニングポイントUSA」。トランプ氏の返り咲きがアメリカの転機となり、幸せになれるという期待感があった。
一方、盛り上がる会場の外では不安を抱える人の姿があった。国の姿をめぐり、幸せのかたちがすれ違っている。


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