“造船業復活” への課題

2025年6月19日放送 10:30 - 10:36 NHK総合
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アメリカ南部ルイジアナ州、かつてこの場所にあったアボンデール造船所はルイジアナ州で一時最も多くの従業員を抱えていた企業だった。最大で2万6000人を雇用し、軍艦から商業船まで建造し地元経済を支えてきた。アメリカでの人件費高騰、世界的な造船業の競争激化の影響で2014年に閉鎖された。造船所の閉鎖でこの街は大きな変化を強いられた。多くの商店が閉店し、レストランも客足は約4分の1になったという。跡地では再開発が進められているが、造船業ではなく新エネルギー関連の企業の誘致を進めたり、物流拠点としての機能を高めたりと、港の運営会社は時代の変化に合わせた経済活動を模索したいとしている。造船業の衰退を食い止めようと再建に意欲を示しているのが、トランプ大統 領。4月には造船分野の国際競争力を高めるのことを政府機関に促す大統領令に署名した。去年の世界の造船所の生産量は中国が半数を占め、次いで韓国、日本となっていてアメリカの存在感はほとんど無いのが現状。西部シアトルに停泊する船は砕氷船ヒーリー。内部には北極の水を採取する装置や研究室が完備されていて、北極圏の調査も担う。北極海でアメリカの存在感と高める必要があるのは、ロシアや中国への警戒の高まりがあるから。現場を指揮する司令官は北極圏でアメリカの存在感を示す砕氷船は現在2隻しか配備されていないと強調、老朽化も課題だとしている。


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ドナルド・ジョン・トランプアメリカ沿岸警備隊ワシントン(アメリカ)シアトル(アメリカ)ハドソン研究所HOSTクラークソン・リサーチ

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