”地域政党立ち上げ 全選挙区で擁立へ”

2025年1月15日放送 21:24 - 21:32 NHK総合
ニュースウオッチ9 (ニュース)

去年の東京都知事選挙で、SNSやライブ配信を通じて支持を広げ2位になった石丸伸二氏が、きょうことしの東京都議会議員選挙に向けて地域政党「再生の道」を立ち上げ、すべての選挙区で候補者の擁立を目指すことを明らかにした。ことしはこの都議会議員選挙と夏の参議院選挙が重なる12年に1度の巳年決戦。石丸氏の動きが台風の目となるのか。石丸氏は「新党で目指す、平たく言えば“政治屋の一掃”」と述べた。石丸氏は去年「政治屋の一掃」を実現したい政策に掲げ都知事選挙に立候補。街宣車には撮影拡散OKの貼り紙。街頭演説の映像の拡散を促すなど、SNSを駆使した選挙戦を展開。無党派層などに急速に支持を広げて小池知事に次ぐ165万票余を獲得。選挙でのSNSの影響力の大きさを感じさせる結果だった。石丸伸二氏はきょうの会見で、都議会議員選挙に自身は立候補せず、候補者を公募し42のすべての選挙区で擁立を目指すと明らかに。候補者の選定の段階からSNSを通じた情報発信に力を入れていくという。石丸氏は「面接を受けてもらう。YouTubeで配信する予定」と語った。党の唯一のルールとして、多選を制限して“2期8年”を都議会議員としての上限にするとしている。一方新党の掲げる政策について問われると「党として実現する政策はここでは出さない。各候補者が各選挙区内で主張するべきことを主張してもらう」、候補者を何をもって選ぶかについては「仕事ができるか否か」と述べた。ほかの政党との連携はどうしていくのか。対談したことがある国民民主党との連携を問われると「支持層が重なっている。協力は言い過ぎかもしれないが話はできるのでは」と述べた。これに対して国民民主党・玉木代表(役職停止中)は「政策を出していないので全体像がよく分からない。判断するのは難しい」。日本維新の会の吉村代表は「おもしろいと思っているし、期待もしている。連携は前向きに考えていけたら」と語った。都議会の各会派は新党について。自民党東京都連会長・井上元万博担当相はNHKの取材に対し「いろいろな人が立候補することで、政策論争が活発になり、選挙に関心が高まることはいいこと。自民党として、都民のためになる政策にしっかりと取り組み、選挙では全選挙区での候補者の擁立を目指していく」。都民ファーストの会・森村隆行代表は「石丸氏の主張はわれわれが行ってきた改革と共通する部分もあると感じたが、都民ファーストの会は小池知事と協力しながら政策の実現まで行っていくのが最大の違い。全員の当選を目指して新党を含む他党と意見を交わしていきたい」と述べた。公明党・岡本政調会長は「ものすごく脅威、選挙において。都民にさまざまな選択肢。歓迎しながら議論して20選挙区、22人の候補者が必ず当選するのが目標」。共産党・和泉尚美幹事長は「都民の暮らしをもっと応援する都政に切り替えることができると広く訴える。必ず19議席を確保して、さらに上積みをしていく」、立憲民主党・竹井庸子幹事長は「どういう東京をつくっていきたいのか、きょうは見極めが難しかった。いい政策も作り、いい選挙戦も展開したい」と語った。都議会議員選挙は、各党とも参院選の前哨戦と位置づけ臨む構え。選挙結果は国政にも影響を及ぼすとみられる。石丸氏の新党が台風の目になるのか、既存の政党はどう対応していくのか、SNS選挙のあり方も含め今後も見ていく必要がある。


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