”白州” 蒸留所 リニューアルの背景

2024年8月27日放送 22:08 - 22:15 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト (ニュース)

サントリーのウイスキー「白州」の蒸溜所がリニューアルした。貯蔵されている樽の数はおよそ2万個。温度調整は一切行われず、白州の森の自然環境により、樽が呼吸する。ここで数年から数十年間熟成される。ウイスキーの原料である大麦を床の上で発酵させる伝統的な製法、フロアモルティング。手作業で発芽を促すことで味わいがより深くなるとされている。サントリーは白州蒸溜所と大阪にある山崎蒸溜所に対し、去年から合わせて100億円規模を投資。サントリー・ウイスキー部長・奈良匠さんは「できるだけ安定供給。製造を少しでもできるように」とコメントした。メーカーが対策に迫られるほどのジャパニーズウイスキー不足。酒の買い取り、販売を手がける店舗では現在、サントリーの山崎や響は在庫がなく、白州も小さいサイズが2本だけ。品薄によって販売価格も上昇し、1ヶ月ほど前に販売したという山崎の値札を見せてもらうと、1万5000円と、メーカーの希望小売価格の2倍ほどに。買い取って店に並べても、2、3日で売れていくという。
ジャパニーズウイスキーの輸出額は急増していて、この10年でおよそ13倍になっている。特に大きく伸びているのがお隣、韓国への輸出(出所・財務省貿易統計)。ソウル駅近くのリカーショップではサントリーの「角瓶」や「知多」などが売られているが価格は日本の小売価格のおよそ2倍。韓国ではコロナ禍での家飲み需要もあり、若者を中心にハイボールがブームに。去年、韓国の日本からのウイスキーの輸入額は過去最大のおよそ800万ドル(韓国国税庁)。今年はそれを上回る水準となっている。世界的に需要が高まっている、ジャパニーズウイスキー。サントリーは、この10年で700億円を投じ、樽の数も1.8倍ほど増やした。しかし、ウイスキーは熟成に何年もかかるため、需要に追いつくには、しばらくかかるという。サントリー・ウイスキー部長・奈良匠さんは「10年15年20年かけてしか作られないので急激な需要増に応えられない。ジャパニーズウイスキーが非常に人気になって今も底がたい需要というのは国内外あるかなと思う」などと話している。


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