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新潟県産のレモンのブランド化をしようという動きが進んでいる。県内のコメ、枝豆などの生産者15軒が参加、再来年の本格出荷を目指している。勉強会を通じて栽培方法の普及などが進められている。プロジェクトの発起人・岩名久人さんは40年以上市場で働くプロ。レモンは円安で輸入価格が高騰、国産の需要が高まっている。岩名さんはコメの苗を育てる農業用ハウスに注目した。このハウスが苗づくりに使われるのは3~5月で、その他の空いている期間をレモンの栽培に活用することを考えた。ハウスの有効活用でメリットが大きいという。気候に適した栽培方法を探るため、ブルーベリーやキイチゴなどを栽培する農家・石黒正良さんに協力を仰いだ。1年半苦労して作った石黒さんのレモンは農薬を極力使っておらず皮まで食べることができる。栽培方法をマニュアル化、参加する生産者を募集している。本格出荷は再来年だが、石黒さんがことしの年末、他の生産者は来年の年末に選考して新潟県内に出荷する。県外の出荷に向けて生産者の募集や栽培方法の研究に取り組んでいるという。