Nスタ (ニュース)
令和の米騒動で注目を浴びた備蓄米について政府はこれまで、次々に放出し史上をじゃぶじゃぶにしてコメの価格を下げる戦略をとっていた。ところが今市場に想定外の変化が起きている。備蓄米は在庫が積み上がっている。販売当初は1人1袋に限定していたが今は制限をやめているが、それでも売れ行きは思わしくない。同じ現象は輸入米にも。イオンが6月から販売しているアメリカ産のカルローズ米は、今日から700円引き下げ1980円で販売を始めた。スーパーでのコメ5kgの平均価格は前の週より40円上がって3625円となり10週ぶりの値上がりに転じた。小泉農水大臣は、スーパーや外食などに販売した備蓄米30万トンのうち約1割がキャンセルされたことを明らかにした。物流や精米施設の関係で事業者に届くのが遅延し、各社がキャンセルしたとみられる。政府が備蓄米の販売期限としているのは今月末までで事業者からは期限延長を求める声もでているが、小泉農水大臣は、新米の価格に影響が出るなどの意見があるので最新の状況を把握して対応策を検討するとしている。