きょうの株は

2025年6月12日放送 6:03 - 6:07 テレビ東京
モーサテ きょうのマーケット

DZHフィナンシャルリサーチ・東野さんはきょうの日経平均予想レンジを38,200円~38,500円とし、「アメリカの主要指数は伸び悩んだが、序盤はきのうまでの流れから底堅く推移するとみている。ただ、来週は中銀イベントを控えているため、後場は売りに押される展開と予想している」と話した。注目ポイントには「優位性のある出遅れ業種」と挙げ、「日本株は業種問わず4月の急落から大きく立ち直り、出戻り保守を強める展開となっている。その結果、相場全体を示すTOPIXの4月の月足ローソク足は極端に長い下振れを形成した。これは昨年8月の急落時と同水準で生じたものであり、チャート上では長い振れによる2本の足が形成され、下値が固まった可能性が高いと判断できそう。特に4月の下ヒゲに続いて翌5月は強気を示す陽線で終えたこと、4月の安値が8月の安値を下回らなかったことが底入れ確認には理想的な動きと言える。2度目の安値が1度目の安値を下回らなかった=1度目の安値で弱気相場が終わったという味方に繋がり、逆に下回ってしまうと単なる安値更新であり、弱気相場が続いているということになるから。ただTOPIXを構成する東証33業種で見ると、すべての業種が昨年の8月安値を下回らなかったワケでは無い。下回らなかったのは33業種中19業種で、中でも5月までの上昇で年初来高値を更新した10業種は特に強い。ただ、すでに株価は相対的に上昇しているので、短期的な調整はあると思うが、当面は優位性を保ちながら牽引役として期待できるとみている。それ以外の9業種も年初来高値を更新する可能性は十分ある”出遅れ組”の候補として有望。ただ、例えば指数の寄与度が大きい銀行・輸送用機器では動きが異なる。銀行は3月頃までは日銀による追加利上げ観測を背景に高値更新基調が続いた分、当時の高値までは距離が大きく高値更新のハードルが高い。一方で自動車株が所有する輸送用機器は円高や関税の影響で低迷した分、高値までのハードルが低い上、200日線からの乖離もほとんどなく、相対的に過熱感はない。現在、自動車を取り巻く環境は決して良くないが、相対的に優位性のある業種の中でも出遅れ業種として改めて注目してみても良いのではないかとみている」と話した。


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日本銀行DZHフィナンシャルリサーチ

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