モーサテ きょうのマーケット
バルタリサーチ・花生浩介が電話で解説。花生さんのドル/円予想レンジは145.70円~146.70円。雇用統計が今週の最大の注目点。本日は米国が休場。146円前後でもみ合いに終始するのでは。注目ポイントは「円キャリートレードの転換点」。花生さんは「ドル円は落ち着きを取り戻しつつある。日米金利差は大きいが、投機的な円キャリートレードはピークアウトして、日米の政策ギャップを意識した動きにシフトしつつある。少し金利高方向に揺れ戻しがあるかもしれない。債券市場は利下げに対し、前のめりになっている感じがする。日銀の金融政策正常化という新しいファクターが加わっている。日銀・植田総裁も慎重ながらも継続的な利上げを行うとのメッセージを再度発信。日銀が通貨政策を取らないとのメッセージととらえれている。新しい動きが海外投機筋に新たなインパクトを与えている。リスクオン的にドル円が上昇しても、日銀の利上げ期待が高まってドル円の頭を抑える可能性が高い」などと述べた。今後の予想レンジについて「ドル円も年初の水準である141円前後が意識され、年末までのメインシナリオとしては140円~150円が予想レンジになりそう」などと述べた。