ZIP! ?よミトく!
今年4月18日、福岡市の一部の小学校の給食の献立は麦ごはん、鶏のから揚げ、春キャベツのみそ汁、牛乳。この献立についてSNSで話題になった。このようなメニューになった背景や自治体の苦労をよミトく。福岡市教育委員会の野原さんは「から揚げは1つ60gで普通のから揚げの2個分くらい。小さいと水分が抜けかたくなりがち。大量調理でもやわらかくおいしく仕上げるためにも大きめで提供している。小学校の接種基準は600kcal。今回は620kcalで栄養素的には問題はない。」と語った。生肉から作るから揚げと生野菜は同じ調理室で調理はできないといい、汁物に6種の具材を使い副菜の代わりにしている。こうなった背景には物価高、福岡市の小学校の給食費の保護者負担は1人1食あたり約243円。2022年からは福岡市が公費負担し1人1食あたり約47円。福岡市の今年度の負担額は約12億円。4年で約8億円増えている。そして、こうなった背景にはもう一つ、年度末の予算のやりくりが大変。全国に広がる学校給食の問題。どの自治体も同じ状況だという。