Nスタ NEWS そのサキ!
ようやく涼しくなってきた時間帯もある中で、まだまだ油断できないのが秋の食中毒。食中毒は大きく分けてウイルス性、細菌性、寄生虫の3つの要因が多い。具体的にはウイルス性は低温、乾燥を好むので、秋〜冬にかけて多くなる。細菌性のものも約30℃で活発に増殖するので、春〜秋までが多い。更にアニサキスなどの寄生虫に関しては、サバやサンマなどに寄生するので、秋の味覚には気をつけた方が良い。データとしてこれまで過去5年間の平均を見ると、実は8月の約1.7倍でなのが10月。ひなた在宅クリニック山王・田代和馬医師によると、秋の食中毒は残暑バテもあり「通常は胃酸などが食中毒の原因の菌を殺菌するが、残暑バテなどで抵抗力が落ちると体内で菌が繁殖しやすい」と指摘。秋といえば行楽シーズンで、食中毒の季節。専門家の垣田達哉によると「外でお弁当を食べる人も増える。直射日光で弁当内の温度が上がり、細菌が繁殖する恐れも」と指摘する。
お弁当にまつわるちょっと簡単な問題として「サンドイッチで最もリスクの高いのは?」。「たまごサンド」「ハム&生野菜」「カツサンド」の中で、正解は「ハムと生野菜」。管理栄養士・渥美まゆ美によると「高温や水分に加え、生モノが食中毒予防の大敵。加熱調理をしない生野菜も傷みやすいのでお弁当には避けたほうが良い」と指摘。お弁当の食中毒の注意点として、冷ましてからフタを閉める。保冷剤はお弁当の上に。ソース・醤油などは別添えに。専門家に聞くと、洗ったあとの箸の箱であったり、お弁当箱に水分がちょっと残ってたりすると、それも繁殖するきっかけになってしまうかもしれないので、しっかりと水分を取ってほしいという。