スマホメーカーも参入 中国SDV開発最前線

2024年11月28日放送 4:26 - 4:33 NHK総合
国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL

SDVとは、スマホのようにソフトウェアの更新で機能をアップデートできる車。これまでアメリカのテスラが開発をリードしてきたが、今猛追しているのが中国。先週まで広州で開かれていたモーターショーでは、スマホメーカーが開発した最新のSDVが注目を浴びていた。ファーウェイが大手自動車メーカーと共同で製造したSDVには、ファーウェイの基本ソフトが搭載されている。約5000のアプリが入っていて、音楽などのエンターテインメントから運転支援機能まで、常に最新のサービスを利用できるという。スマホメーカー「シャオミ」が独自に開発したSDVは、半年あまりで10万台を売り上げた。SDVが強みを発揮するのが自動運転。2019年に運用を開始した百度の自動運転タクシーは、走行距離累計1億キロ以上。膨大な走行データをAIで解析し、不具合を修正しながら進化を続けている。ソフトウェアの更新で、障害物に対する判断やそれに伴う車の操作などが改善しているという。吉利自動車グループがお披露目したのは、ミニバンタイプのSDV。車内では、自動で座席を動かし、キャンプなどができる。日本政府はことし5月、SDVの開発にオールジャパンで取り組むという新戦略を発表し、2030年に、SDVの世界シェアを3割まで高める目標を掲げた。三菱自動車工業などが参画し、基礎技術の共同研究を進めている。専門家は、ハード中心の開発を進めてきた日本メーカーのSDVの開発のかぎを握るのは、中国の連携だと指摘する。日本企業は、中国の産業集積やサプライチェーンの競争力を活用して、自社のSDV開発に力を入れるべきだとしている。


キーワード
みずほ銀行三菱自動車工業日産自動車本田技研工業吉利汽車ファーウェイ中央区(東京)千代田区(東京)人工知能シャオミ雷軍百度内田誠テスラ広州(中国)Zeekr

TVでた蔵 関連記事…

政府効率化省トップ担い 何を?マスク氏らの目… (大下容子ワイド!スクランブル 2024/11/27 10:25

“トランプ2.0”米株投資戦略 (モーサテ 2024/11/27 5:45

中国でサプライチェーン博 開幕 トランプ氏に強… (FNN Live News α 2024/11/26 23:40

世界が熱視線 日本初スタートアップ (サタデーウオッチ9 2024/11/23 21:00

北欧バッテリーメーカー破産法適用申請 (ニュース 2024/11/22 13:00

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.