モーサテ 日経朝特急
トヨタ自動車は中国でEV電気自動車を生産する新工場を建設する方針を固めた。複数の関係者が明らかにしたもので、上海市内の用地を確保して建設する方針で、レクサスを中心に2027年頃の生産開始を目指す。これまで中国生産は現地メーカーとの合弁会社が担ってきたが、トヨタとして初めて単独で建設して運営する。中国から海外メーカーの撤退が相次ぐ中、外資をつなぎ止めたい中国と単独で工場を運営したいトヨタの思惑が一致した格好。中国では18年からEVなどの新エネルギー車では外資メーカーも単独資本での進出ができる規制緩和がなされ、米国のテスラが単独で進出を決め、EV工場を稼働させた。EVの普及が進む中国には、部品の供給網が整っていて調達がしやすい利点もある。(日経電子版)