めざまし8 (ニュース)
きのうホンダと日産自動車は都内で会見を開き正式に経営統合の協議入りを発表した。明かされたのは売上高30兆円、営業利益3兆円超の世界トップレベルの会社を目指すと話し、両社の理念、ブランドは残す方針。来年6月に最終契約締結を目指す。さらに日産自動車が筆頭株主を務める三菱自動車も来年1月末をめどに協業に参加するかどうか検討。ホンダは営業利益が去年と比べ6.6%増加しているが、日産は去年と比べ90.2%減少している。2026年8月にホンダと日産自動車の持ち株会社設立されるが、ホンダと日産自動車は完全子会社化、三菱自動車も参加するとみられる。持ち株会社設立時には社長はホンダが指名、取締役の過半数はホンダが指名する。井上久男は「報道直後に日産の株価がストップ高になりホンダは落ちた。マーケットは業績の悪い日産をホンダが抱え込むイメージになっている。」などと話した。
日産自動車の本音について。日産買収に関心を示している台湾・鴻海精密工業はiPhoneの製造を担っていて2016年にはシャープを買収した。台湾メディアによると、鴻海精密工業のEV部門最高戦略責任者・関氏がフランスで日産の筆頭株主であるルノーと売却について協議。井上久男氏によると日産が世界に持つ開発製造拠点に興味を持ち経産省、みずほ銀行に買収を打診したのではないかとみられる。井上久男は「鴻海については水面下で日産を狙って関係各所に打診している。ルノーは距離をおいて様子を見ているとみられる」などと話した。