報道ステーション (ニュース)
ホンダと日産は去年12月、経営統合に向けた協議を始めると発表。ただ、この時すでに不穏な場面も。職人肌とされるホンダと組織力が強みの日産。社風の違いは水と油ともいわれ統合計画は難航するとの見方もあった。主力の海外市場で車が売れず苦境に陥る日産。世界全体で9000人の人員を減らし生産能力を2割縮小するリストラ策を進めている。時価総額はホンダのおよそ5分の1。苦しい日産をホンダが救済する側面があったのが今回の統合計画。ホンダは経営統合の条件として日産に徹底した経営改革を求めていた。当初の統合計画は新たに設立する持ち株会社の下に両社が対等にぶら下がるというものだった。ところがホンダは最近になって日産を子会社化する案を示した。子会社化することで日産の経営の主導権を握ろうと考えた。これが両社の間に溝を生んだ。ホンダの子会社になることを受け入れられない日産。今後の見通しだが、ホンダ、日産の両社は経営統合に関する報道についてほぼ同様のコメントを出している。さまざまな議論を進めている段階であり2月中旬をめどに方向性を定め発表するとしている。