Nスタ 出水麻衣のきょうのお値段
きょう11月11日は「チーズの日」。世界初の麹チーズの値段は1620円。日本の約8割のチーズが海外産だが、国内のチーズ工房の数が増えていて、国産チーズの注目度が高まっている。チーズの需要は2020年をピークに減っていたが、2024年度は5年ぶりに増えた。(農林水産省)。東京・恵比寿であすまで開催されている「チーズフェスタ」には世界中から350種類以上のチーズが大集合。中でも国産チーズが注目されている。おすすめは滋賀県の山田牧場のラクレット。先月行われたコンテストで農林水産大臣賞に輝いた日本一のチーズ。他にも宮城県・蔵王酪農センターの「麹チーズ蔵」は世界初の麹で熟成させたチーズ。成型後、麹菌にくぐらせてチーズの表面で発酵熟成していく。酒粕が隠し味で麹の風味をより高める。うま味成分はカマンベールの約5倍。「麹チーズ蔵」は国のプロジェクトで開発されている。農林水産省の支援で大学×酪農家×酒蔵などと2018年から共同研究を行っている。酪農家の数は1963年のピーク時は約43万戸だったが、牛乳離れ・飼料高騰などの理由で今年は約1万1000戸に減っている。国産チーズは競争力向上のため開発・製造などを国が支援している。国産チーズは将来性がある。日本の優れた生乳が原料のチーズで付加価値を高める。様々な種類を作れるため、乳製品の中でも伸びしろが大きい。全国各地の酒粕でご当地麹チーズ誕生にも期待が寄せられている。
