大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル
中国の金ブームに関するトーク。中国では、不動産不況などがあり、金を購入する若者が増えている。将来の経済成長が不透明なことが背景にある。中国政府は、金保有量を増やしていて、去年末時点で約2235トンにのぼり、14か月連続で増加している。アメリカとの対立を深める中国は、外貨準備におけるドルの保有を減らし、金を購入する動きを加速させている。ドル覇権から逃れ、人民元の通過圏を広げる思惑があるとの見方も出ている。柯隆は、管理の面などから、個人がこれ以上金を買い増しすることは限界があるなどとし、アメリカによる金融制裁のリスクを考慮し、中国政府は、米国債を減らし、金を増やしているが、金は、安心材料として持っている程度のものだなどと話した。習近平国家主席について、柯隆は、政権の安全性を担保することが最優先で、経済は二の次になっていて、リベラルは排除され、若者の不満の声は届いていないとみられるなどと話した。アメリカのトランプ前大統領は、テレビ番組で、大統領選で再選したら、中国からの輸入品に60%以上の関税をかけることを検討しているとした。トランプ氏は、2018年の大統領在任中に、中国からの一部輸入品に25%の関税をかけて、両国の関係悪化につながっていた。柯隆は、60%以上の関税が課されれば、中国のサプライチェーンは完全に崩壊し、中国にとっては致命傷になるなどと話した。習近平政権の執行部には、経済専門家だけでなく、外交専門家もいないという。柯隆は、中国は、早めにトランプ前大統領に対するロビー活動を始めないといけないが、そこまでの危機意識を持っていないことが懸念されるなどと話した。