ニュースウオッチ9 (ニュース)
米中の関税について田中正良が解説。中国側は対等・尊重という前提はあるものの、交渉の余地は否定していない。米中の関税交渉がまとまるというアメリカ側の情報について中国政府の報道官は一斉に否定した。今回の問題について中国側は問題を起こした人が解決すべきとしており、トランプ大統領こそまず対応を取るべきと主張している。中国の対応次第というトランプ大統領の発言とは全く噛み合っておらず、にらみ合いの状況が続いている。中国にとって今は我慢比べのような状況で、輸出に頼る企業の間からは悲鳴の声も上がっている。ただ、メンツが大切な中国にとっては、売られた喧嘩は受けて立つしかなく簡単には妥協できない。習近平国家主席は外交に力を入れており、きょうは北京でケニアの大統領と会談した。先週の東南アジア訪問に続く動きで、中国こそが世界とともに正義を守るという主張を繰り返している。