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オーストラリアに学びにくる留学生の多くが陥るのが、民間の賃貸で高額の家賃を支払ったり、過密状態の宿泊施設に住むといった賃貸の罠だ。大学にすべての学生が住むためのスペースがないことが原因だが、学生により多くの住宅を支援しようする動きは反対に直面している。迫りつつある総選挙と政治的圧力から、政府は公立大学の留学生の受け入れ上限を14万5000人にすると発表。さらに奨励策として、住宅を支援すれば上限を超えることも認められる。大学側は留学生の制限案に反発し、「賃貸住宅危機はコロナ禍後の留学生の急増が原因ではなく、慢性的な住宅供給不足だ」と主張している。ニューサウスウェールズ大学の学生用住宅の開発案は、地元自治体と近くにあるオーストラリア国立演劇学校が工事の騒音を懸念して猛反発した。