ニュースウオッチ9 (ニュース)
値上げの春。今月から値上げされるのは、4000品目を超える食品など。私たちの暮らしに影響が広がっている。JR札幌駅では、午前0時を回って、運賃値上げに伴う作業が始まった。JR北海道は、物価高や人材確保を理由に、きょうから全体の平均で7.6%の値上げ。JR九州は、全体の平均で15%の値上げ。初乗り運賃は、170円から200円になった。民間の調査会社によると、今月から値上げされる食品は4225品目。4000品目を超えるのは1年半ぶり。主な品目では、みそやドレッシングなど調味料が2034品目。ハムやソーセージ、冷凍食品などの加工食品が659品目。取材した店では、調味料の仕入れ価格は上昇しているが、店側が負担し客離れを食い止めようとしているという。東京・杉並区の酒屋では値上げを受けて、値段の変更作業に追われている。缶ビールや缶チューハイ、コーヒーなどの酒類飲料1222品目も今月から値上がりとなる。酒店店主・三矢治さんは「ビールに限らず、今回はメーカー値上げなので、ソフトドリンクからノンアルコールビールのたぐいも全部値上げ」と語った。飲食店に卸す価格も上げざるをえないという。取材した飲食店では、今回の値上がりでも、仕入れを工夫してビールの値段を据え置こうとしている。飲食店店主・森本集さんは「自分たちの足で探し回って、同じモノが安く手に入るものもある。見つけた時は値下げして相殺する」と語った。しかし、どこまで対応できるか不安もある。客のコメント。イカについて言及。住宅ローン。大手銀行が今月適用する変動型の金利は、相次いで引き上げられた。日銀のこれまでの利上げを受けた動きで、各行は住宅ローンをすでに借りている人の変動金利も引き上げ、数か月後の支払いから反映するという。ネット銀行のローンに関する相談拠点。変動型の住宅ローンを契約している女性が、ローンの見直しの相談に訪れていた。