めざましテレビ NEWSカイトウ
アメリカとウクライナの首脳会談は前代未聞の応酬、決裂となった。伊藤アナの解説。口論の始まりはアメリカ・バンス副大統領の「アメリカをいい国にしているのは外交への取り組みだ」との発言。ゼレンスキー大統領は「ロシア・プーチン大統領は停戦を破ってきた。J.D.それはどういう外交だ?」、バンス副大統領は「あなたの国の破壊を終わらせる外交についてだ」と話す。早稲田大学・中林美恵子教授は、ゼレンスキー大統領の「あなた方アメリカに住んでいる人たちは、大きくてきれいな海で隔てられているから(ロシアの脅威を)今はあまり感じていないだろうが、将来は感じることになる」との発言が、トランプ氏を怒らせたとみている。トランプ大統領は会談の9日前、SNSで「ロシアとウクライナの問題については、大きくてきれいな海で隔てられている」と発言していた。中林教授は「トランプ氏は自身の発言の揚げ足を取られたり否定されることを極端に嫌う性格。皮肉られたと感じ激怒したのではないか」と指摘。上智大学・前嶋和弘教授は「トランプ氏支持者は長期にわたる多額のウクライナ支援に不満を募らせている。アメリカへの感謝の言葉がないゼレンスキー氏に対し支持者の怒りを代弁した形」とコメント。今後、うまく関係が進まない場合、ロシアよりのアメリカと、ウクライナを支援するヨーロッパ各国(英国・スターマー首相、フランス・マクロン大統領の表記)の分断がさらに進むとみている。