さわやか自然百景5min. (さわやか自然百景)
北海道東部の根釧台地の面積は5000平方キロメートルといわれ、東京都2つ分以上の広さ。日本屈指の酪農地帯で大部分は牧草地として利用されている。4月、シマエナガは繁殖期を迎えていた。キツツキの仲間・アカゲラは木に穴を開け巣作りをしていた。エゾモモンガは自分で木に穴を掘ることができないためキツツキの古巣を利用している。6月、木の根元には巣穴があり、キタキツネがいた。親子で3カ月ほど一緒に行動しネズミをとる術などを身につける。
続いては北海道東部の斜里川。知床半島の付け根にそびえる山を源として麓に広がる林や農地を蛇行するように流れる。12月下旬、最低気温は-20度近くまで下がる。しかし斜里川は真冬でも完全に凍結することはない。その理由は地下水が湧き出ているためで水温は年間を通して6度と安定しているため凍らない。こうした環境を求めてやってくるのは遡上したサケ。川辺にあらわれたオジロワシは浅瀬で弱ったサケをみつけ食べ始めた。するとオオワシがやってきて獲物を奪った。