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「医師数増加なのに医師不足?医師偏在マップで見えたこと」の記事を紹介。地方の病院で医師不足が深刻になっている。全国では医師数は年々増加しているが医師不足とはどういうことなのか。その背景には医師の偏在の問題があると言われている。埼玉県・秩父市の市立病院で常勤の医師の確保ができず診療を制限する日も出てきている。特に課題となっているのが救急医療。この病院は地域の救急医療の一端を担っているが、医師の数は十分とは言えない。小児科の常勤の医師の日常を取材すると外来で多くの患者を診察したあと夜間の当直にも入り翌日も勤務が続いていた。家族との時間も思うようには取れないということで、少ない医師で地域の医療を支えなくてはならない厳しい現場の状況がかいま見える。地方が医師不足になる原因の一つが医師の偏在。都市部に医師が集中してしまうという問題。厚生労働省が公表している「医師の偏在指標」というデータを地域ごとに地図に表した。あくまで相対的な指標だが全国的な状況を考える際に役立つ。見たい地域をクリックするとそれぞれの数値が表示される。こうした状況になる原因として都市のほうが専門的な医療技術を学ぶことができると考える医師が多いこと、家庭の事情などさまざまな要因が考えられるが、結果として医師不足の地域が出てきているのが現状。国はこれまでも対策を取ってきたがさらに本格的な対策を検討会で協議している。厚生労働省は年内にも議論をまとめたいとしていて、どこまで踏み込んだ対策を打ち出すかが焦点となっている。