サン!シャイン (ニュース)
全国32の1人区で自民党は選挙前の28から14に激減した。高田さんは「善戦はしたとも言えるがそもそもの目標設定が低いので善戦も何もない」などと話した。自民敗北の原因について杉村さんは「現金給付がよくなかった。自民党の姿勢がブレ過ぎて支持者が離れていったことが大きい」、岩田さんは「行き当たりばったりで明確な政策メッセージがなかった。そして保守層が逃げていった」などと話した。選挙結果を受けて石破首相は「比較第一党の議席を頂戴している。責任を果たすことはよく自覚したい」などと述べて続投の意向を示唆した。ただ党内からは「責任をとってもらうしかない」という声も出ている。自民党の党則には”総裁リコール”という規定があり、党所属の国会議員と都道府県の代表1名の合計の過半数が要求すれば総裁選を前倒しで実施するというもの。
石破首相が退陣するシナリオも考えられる。参院選で大敗した内閣は過去3度あり、いずれも辞任を表明している。高田さんは「国民が世論調査で石破さんの続投を許すかが1つのポイントになる。また自民党内から石破さんを変えないと野党との協力も危ういという声が出る可能性もある」などと話した。岩田さんは「政治空白を生じさせることは避けなければならないが、選挙で3連敗している総裁を党内が許すのかも分からない」、杉村さんは「石破さんは立憲の野田さんと関係が悪くないから強気でいられると思う。本人も辞めないと言っているし引きずり下ろすのは相当難しい」などと話した。