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シンガポールCNAから。台湾の頼清徳総統が就任後、初めての外国訪問の立ち寄り先として米国・ハワイに到着した。中国外務省は「米国と台湾のいかなる形の公的な往来にも断固反対する」と米国側に抗議した。一方、米国政府はF16戦闘機の部品やレーダーなどを台湾に売却することを決め、議会に通知したと発表している。米国政府は台湾と正式な外交関係を結んではいないが、非公式に緊密な関係を維持している。頼総統はこのあと1週間の日程で、台湾と外交関係を持つ太平洋の島しょ国マーシャル諸島、ツバル、パラオなどを訪問する。台湾と外交関係を維持している国は12か国だけ。最後に米国領グアムに立ち寄る。米国では、来年1月にトランプ氏が大統領に返り咲くことから、台湾を中国の侵攻から守るという現在のスタンスを維持するのか疑問が投げかけられている。中国は米国が台湾への3億8500万ドル相当の武器売却を決めたことに対し断固たる対抗措置を取ると宣言した。中国外務省は台湾の独立勢力に誤ったシグナルを送るもので中米関係を損なうと米国を非難した。