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AIの開発を手掛けるスタートアップ企業が売上高の最大9割が水増しだったことが明らかになり、上場廃止となった。AI開発の「オルツ」は会議などを文字起こしするサービス「AI GIJIROKU」を提供していて去年10月に東証グロース市場に上場した。オルツは広告会社に多額の広告宣伝費を支出し、広告会社から販売代理店に渡った資金をサービスのアカウント購入費として回収。アカウントは実際はほぼ利用されておらず、第三者委員会は「循環取引」と指摘。過去決算で計上した売上高のうち最大9割を水増しによるものだったと認定した。上場から10カ月余での上場廃止は異例。