news every. 投票前に考える 政党フカボリSP
参院選の顔として全国を飛び回る小泉農水相。この日会場に集まった人たちは自民党支持者・岩盤支持層。自民党の力の源泉は岩盤支持層の強い支持だったが今、異変が起きている。先月の東京都議選で大敗した自民党。敗因の一つは支持離れだとみられる。自民党支持者で自民党候補者に投票したという人は54.2%、自民党支持層の最低7割を固めることができなかった。支持層からは自民党政治への閉塞感、新しい政党への期待感がある。この流れを食い止めようと、自民党・中曽根康隆青年局長は若い世代が閉塞感を打ち破れると動いている。青年局の会合では中曽根議員は他党との差別化が逆風を食い止めるカギだと指摘した。公明党はこれまで、強固な組織の力で支持層を固め選挙を勝ち抜いてきたが、近年は組織力にかぎりが見えている。20年前には900万票に迫っていた国政選挙の比例獲得数は、去年の衆院選で569万票、先月の都議選では36年ぶりに落選者を出した。公明党・斉藤代表は若い世代への支持拡大が課題だという。若い世代や無党派層へのアプローチのためにSNS戦略に力を入れている。