Nスタ それが知りたかった!
うだるような暑さが復活した日本列島。西日本を中心に35℃に迫るところが続出した。この猛暑の影響が食卓に及んでいる。東京・立川市の農園へ。原型が分からないほど茶色く干からびたキュウリ。トマトも葉は干からび実はブヨブヨに。夏なのに夏野菜が作れない異常事態。そこで東南アジア原産の赤いスイートコーンなど暑さに強い野菜を新たに育て始めた。今年の猛暑でも問題なく収穫できたという。ただ本来は日本で育つはずの夏野菜は深刻。農水省によると、今月のトマト・ピーマンの価格は平年と比べて3割~4割ほど上回っている。今年の異常な暑さと少ない雨の影響で食品の価格が上がる猛暑インフレ。野菜以外にも。静岡市にあるとんかつ店。県内産の銘柄豚を提供しているが、その豚の価格の高止まりが続いている。理由は猛暑。暑さで食欲が減り豚の肉付きが悪くなったことで出荷減少。卸売価格は7月18日には1キロあたり948円と過去最高値を記録した。専門家によると、食品の他に光熱費も合わせれば年間で最大10万円以上負担が増えるという。