真相報道バンキシャ! (ニュース)
中国国内の2枚の衛星画像を公開。砂漠の中に謎の建造物があり、港には会場に船のようなものが並ぶ。中国が敵視する台湾の頼清徳総統が就任して明後日で1年。頼総統は、3月には中国は敵対勢力だと初めて断言した。すると先月、中国は台湾周辺で大規模な軍事演習を実施。さらに、頼総統を寄生虫に見立てて火で炙る動画を公開し、最後に“攻め進む”という言葉で動画が締めくくられていた。内モンゴル自治区の砂漠の一角に、町が衛星画像から確認できる。中国が台湾のあるエリアがを再現したレプリカと言われている。その場所は、台湾・台北市。番組は台北に向かった。中国が再現したとみられる道をアルクと、25万平方メートルの広場や外交部の領事館、行政機関が多く立ち並ぶ。中心部は総統府。中国が作ったレプリカの道の長さは971メートルで、実際の道は973メートル。レプリカはほぼ実寸大だと分かった。中国の目的について、国防安全研究院・鐘志東博士に取材した。博士は「兵士に総統府周辺の道を覚えさせるためだと思います。総統府をおさえ、行政をマヒさせることを狙っている」と指摘し、中国が取りうる行動のひとつが台湾に上陸し総統の身柄をおさえることだとした。中国はこれまでも総統府を狙った訓練を行っているとされてきた。10年前の演習映像にも総統府に似た建物が映っていた。番組が次に注目したのが中国・広東省の沖合に浮かぶ上川島。港には大小さまざまな漁船が並び、すぐ近くには海鮮市場がある。しかし、大型漁船の上には放水銃が取り付けられている。放水銃は海上保安庁が違法創業の船を取り締まる時などにも使用する。