ニュース (ニュース)
ASEAN(東南アジア諸国連合)の各国と日本や中国、米国などが参加する一連の首脳会議がラオスできょうから3日間の日程で始まった。会議にはミャンマーからは軍が派遣した外務次官がおよそ3年ぶりに代表として参加していて、クーデター以降、軍と民主派勢力などとの戦闘で混乱が続くミャンマー情勢について議論が交わされる。ASEANは3年前、ミャンマー軍のトップも参加した会議で暴力の即時停止などで合意した。しかしその後、合意の履行を巡ってミャンマー側が反発し、軍の首脳らがASEANの主要な会議から排除されたため代表の派遣を見送っていた。ただ、ことしに入りミャンマー軍はこれまでの方針を転換し対話に前向きな姿勢も示しており、今回の会議では事態打開への道筋が示せるかが焦点。また南シナ海の問題については先月もフィリピンやベトナムが実効支配を強める中国に対し抗議するなど対立を深めていて、緊張緩和に向けた議論に進展があるか注目される。