スーパーJチャンネル (ニュース)
全国各地で新米の収穫が続々と始まっている。2020年にデビューしたばかりの「粒すけ」は千葉県が13年かけて開発したオリジナル品種。大網白里市・金坂昌典市長は「とれたての新米をお客様に1日でも早く届けたい」と話した。「粒すけ」はツヤがあり大粒なのが特徴。ただ、新米価格はこの2年で2倍に高騰し、5kgで約4000円。新米の価格が高騰する背景には今年の記録的な猛暑と水不足があった。新米の店頭価格はいくらになっているのか。きょう、千葉県内のスーパーを取材すると、おととい入荷したという千葉県産の早場米「ふさおとめ」は5kgで税込み4298円と4000円台前半。全国でのスーパーでのコメの平均価格は5kgあたり税込みで3542円。1年前まで遡ると新米シーズンの去年8月は平均価格は5kg2800円を下回っていた。今は去年よりも700円以上値上がりしている。精米店ではこの時期の新米の価格がいまだかつてないほど高騰している。創業23年、横浜市の精米店「すえひろ」では新米として農家から入荷した高知県産の「よさ恋美人」は5kgで7800円。農家産直米すえひろ・荒金一仁代表によると、JAが農家に支払う前払い金が去年より高騰しているという。都内で全国の銘柄米を取り扱う「小池精米店」では今月上旬に入荷した佐賀県産「こしひかり」は5kg5500円で販売。新米の収穫時期は産地によって異なるため、販売が始まる時期も変わってくる。小池精米店によると、新米の販売は今年6月下旬の沖縄県産を皮切りに7月には九州で、8月上旬には四国や中国地方、近畿地方で始まった。東海や関東では8月中旬から新米が店頭に並び始める。小池精米店・小池理雄代表は「急激に上がった値段を引き継いで高値でスタート。もしかしたら、いま出ている新米が一番高くなるかもしれない」と話した。新米はいくらなら買うのか、街の人100人を緊急取材。