日本へ イギリス空母 関係強化なぜ?

2025年8月14日放送 6:49 - 6:54 テレビ朝日
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おとといイギリス空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が神奈川・横須賀市に入港した。ステルス戦闘機 F35Bほか最大36機を搭載できる。イギリス軍は今月4日から西太平洋で日米などの共同訓練に参加した。日本への寄港は補給と休息などが目的だが、慶應義塾大学・鶴岡教授は、さらにイギリスにとって重要な意味があると指摘する。これには1982年のフォークランド紛争が教訓となっているという。当時南米・フォークランド諸島は戦略上の要衝とされ、イギリスが実効支配していた。しかしパナマ運河が開通すると重要度は下がり、サッチャー政権が警備を行う哨戒艦の引き揚げを決定。すると領有権を主張していたアルゼンチンが突如侵攻を開始し紛争となった。結果イギリスは勝利したものの、この紛争は防衛力を下げた隙をつかれた事例だった。今回イギリスの念頭にあるのはアジアで軍事力圧力を強めている中国。インド太平洋地域にはイギリス連邦加盟国が19カ国あり、周辺諸国に圧力がかかっている。ロシア対策で多忙なイギリスが中国に隙を見せないため、遠方でも行動できる能力を見せることが重要なのだという。そのためにイギリスは日本と関係を強化したいと考えているとみられる。日本の造船技術などがイギリスにとって安心材料となるからだ。


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