スーパーJチャンネル 追跡
千葉県の船橋市地方卸売市場は、新鮮な魚介類を一般客も購入できる。朝7時前、行列ができていたのは、創業55年の大乃家食堂。市場の新鮮な魚の煮付けや焼き物が人気。県外から来る常連もいる。91歳の初代女将・安枝さんも店の名物。厨房を取り仕切るのは、2代目女将の安枝さんの娘・好江さん。孫の3代目・雅哉さんは鮮魚料理を担当している。一番人気は、新鮮なネタが15種類のった海鮮丼。値段は2000円。仕入れは毎朝午前4時。早く市場に行き、いい魚を安く仕入れることがモットー。以前は7ネタだったが、コロナ禍にサービスでネタを増やしたところ、今の15種類となったという。好江さんは毎朝午前3時半に食堂に入り、10種類以上の仕込みを始める。おにぎりは、市場関係者向けに約100個を握り、3代目が配達している。去年秋、好江さんが脳の血管に異常が見つかり、緊急手術することになった。好江さんはレシピのメモ書きを残し、安枝さんと雅哉さんは、パートの力も借りてピンチを乗り切った。好江さんは2ヶ月後、厨房に復帰した。