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工事現場の作業員が腕に装着しているのは、熱中症から命を守るウェラブルデバイス。6月1日から施行される職場の熱中症対策。「体制整備・手順作成・関係者への周知」が義務化される。厚労省によると、職場での熱中症による死亡事故のうち原因の9割以上が初期症状の放置や対応の遅れだという。企業が様々な対策を進める中、医療機器メーカーのミツフジが開発したのは熱中症のリスクを可視化できるウェアラブルデバイス。約3分で脈拍を測定、深部体温の上昇を検知するようになっている。猛暑日に屋外にいると、音・色・バイブレーションで危険通知してくれる。警告音が鳴るため周りにも伝わり、初期症状を感じる前に水分補給や体を冷却することで熱中症を防ぐことができる。 深部体温の低下も確認できるため、作業開始のタイミングを可視化できる。ミツフジは今後商品を更に進化させて、熱中症対策につなげていきたいという。