水の事故を防ぐ「着衣水泳」授業

2025年7月11日放送 7:24 - 7:30 TBS
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相次ぐ水難事故。今月3日、富山県では川に入って釣りをしていたとみられる80歳男性が流されて死亡。静岡県でも先月12日に渓流釣りをしていた29歳男性が急流にのまれる事故が。また、先月28日には宮崎・延岡市で男子高校生が川で溺れて死亡。これらは服を着ている状態での事故とみられている。水難学会・斎藤理事によると、水の事故の約9割が着衣の状態で発生しているという。文科省が作成した水泳指導の手引では着衣時に溺れた際の対応ができるように着衣水泳の指導について記載され、各小中学校では実態に応じ、授業内で着衣水泳の取り組みが行われている。今週、各地の小中学校では夏休み前に着衣水泳の授業が行われた。また、都内のスイミングスクールでも。溺れた場合に救助を待つ方法として有効的な大の字になって浮いて待つ背浮きの練習や、服の中に空気を入れて浮力を作り体を浮かせる練習。また、身近なものを利用した練習も。ペットボトルを持って浮く練習にランドセルを使った指導なども行っていた。さらに専門家は大人こそ注意が必要と指摘する。いわゆる救助死。水難救助事故は全体の約14%発生しており、その多くが死亡・行方不明となっているという。実際にスイミングスクールのコーチが救助を想定し着衣した状態で泳いでみると、体の半分が水中に沈んでしまい、思うように進まず。斎藤理事は「目の前で溺れた人を見かけたのならばすぐに119番通報。それから何か浮くもの、例えば空のペットボトル、こういう物を投げて渡す。さらに「浮いて待て」と大きな声で励ますということを陸の上からやっていただきたい」と話した。


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