水 こんこんと〜栃木県 大田原市〜

2024年11月24日放送 8:01 - 8:24 NHK総合
小さな旅 (小さな旅)

栃木北東部の那須野が原に位置する大田原市は、豊富な湧水が田畑を潤す。クレソン農家を営む石田進さんは秋になって収穫の最盛期を迎えていた。古くから稲作で栄えた町は、政府の減反政策で転作を余儀なくされたが、自生しているのを見つけた両親がクレソン生産を思いついたという。
夜明け前に網を持ってマスの釣り堀をチェックするのは手塚弘之さん。大田原で生まれ育ち、綺麗で冷たい湧水の恩恵を受けている。元々は終戦後に父が開いた養魚場、経営を引き継いだがバブル崩壊で苦境に立たされた。ここで釣り堀へと方針を転換、無我夢中で働いたという。
還暦を迎えた手塚弘之さんは釣り堀を辞める事も考えたが、東京で経験を重ねた息子・史規さんが継ぐ意志を示した。子どもの釣り大会を企画して県外からも客を呼び込み、父は「水は宝、私の人生」と語る。
大田原では正月にとろろを食べる風習があり、鈴木良一さんは20年前から自然薯を育てている。皮ごとおろして味をつけ、そばを入れて味わう縁起物。「水が綺麗で、作ったものを美味しく食べられる」と自然の恵みに感謝した。


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