液状化した町 ”内灘”の今 どう再建?地元離れる人も…

2024年8月22日放送 16:24 - 16:33 日本テレビ
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今年5月に石川・内灘町で行われた地域の交流イベント。多くはこの地域では暮らしていないという。ここは能登半島地震の震源から約100キロ離れた内灘町北部。約300世帯・700人余りが生活していた西荒屋地区。元日に発生した地震では深刻な液状化現象がこの地区を襲った。地震から7か月が経った今も道路は歪んだまま。今後の復旧方法なども未だに示されていない。そのため西荒屋地区の住民らが自主的に復興委員会を立ち上げ、話し合いを続けている。なぜこれほどの被害になったのか…地盤工学の専門家の金沢大学・小林俊一准教授は内灘町の地質を「基本的には全部砂」と指摘。自然に出いた砂丘地の上に約60年ほど前から住宅地が造成されてきた内灘町。元日の地震ではその地盤を構成する砂と地下水が混ざり合い液状化現象が発生。地盤改良について内灘町の担当者は「現状はデータの方の回答を待っているというような状態」とコメント。再建のヒントになるかもしれないのが千葉・浦安市。東日本大震災で市の約8割が液状化、多くの住民が街を離れた。当時、市の担当者として復旧作業にあたった河本さん。液状化で道路や宅地の境界が確認できないほどの被害が出たというこの場所は約10年で元の姿になったと話す。道路に余白の部分を作ることで、時間&手間がかかる境界線の設定は後回しにして住宅の復旧を最優先にした。重視したのはスピード感&住民との対話。地盤改良工事については住民説明会や勉強会を170回ほど積み重ねた。液状化の過去を風化させまいと浮き上がったマンホールはそのまま公園のモニュメントに。河本さんは行政と住民が知恵を出し合い手を取り合って成し遂げた復興だと話す。地盤改良や人口減少などかつての浦安と同じ課題を抱える西荒屋地区。住み慣れた街&暮らしをどう再建していくのか、行政と住民の対話が今後の道のりには重要なポイントとなる。


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