ワールドビジネスサテライト The 追跡
国際会議で来年以降、クロマグロの漁獲枠を拡大することで合意した。宮城・塩釜漁港は生鮮クロマグロの水揚げ量が7年連続で日本一を達成している。過去に乱獲が原因で資源量が激減したクロマグロ。すし店「塩釜港」鎌田秀也会長は、クロマグロはかなり増えている、今まですぐそこで取れることはあり得なかった、すぐ目の前でTで取れるなどと話した。2015年に国際的な漁獲規制が導入され親魚の資源量は最も落ち込んだ2010年の12倍に(出典・水産庁)。太平洋のクロマグロの資源管理を話し合う国際会議は16日、30kg以上の大型の魚について来年以降の全体の漁獲枠を1.5倍に拡大する案で合意。日本は2.3倍にするよう提案していたが米国が慎重な立場を示したことなどもあり大幅な拡大は認められなかった。漁業関係者からは懸念の声も上がっている。今後、再びクロマグロが減らないようにするためには厳格な資源管理が必要だという。、ヤマコ武田商店・武田健司社長は、マグロがいたら小魚は逃げる、今サンマとかアジとかサバも少なくなってきていると話していた。水産庁・福田工審議官は、今回の会議について「どの国の関係者も緊張していた、どの程度の漁獲枠の増枠を認めるかそれぞれ見解に大きな開きがあったなどとコメント。