NHKニュース おはよう日本 (特集)
視力を失いながらも防災士の資格を取得し災害に備えた呼びかけを続ける神戸市の榊原道眞さん。網膜色素変性という病気で11年前に目が見えなくなった。防災に関心を持ったきっかけは阪神淡路大震災の記憶と病気が進行したこと。防災について自ら学び知識を仲間に向けて発信してきたが防災士の資格があることを知り取得を目指すことにした。本の内容をデータとして提供してもらい聞き続けた。毎日およそ3時間机に向かい続け3年前に合格を果たした。榊原さんは身の回りの防災情報について自治体はどのように発信しているのかを確認しようと視覚障害者向けの音声の防災情報を聞くと、二次元コードを利用するようあるが見ることができないためアクセスできません。榊原さんは区役所を訪れて改善を提案した。榊原さんは今後も公演や自治体への提案を行いながら障害のある人たちが災害から命を守れる取り組みを続けていきたいと考えている。神戸市は視覚障害者向けの防災情報を改善する検討を進めている。