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東京電力管内では冷房の使用などにより電力需要が増え、きのう午前には供給の余力を示す“予備率”が一時3%台になった。これを受けて発電事業者「JERA」は、停止していた千葉県と神奈川県の火力発電所を稼働させたほか、福島県や茨城県などの火力発電所の出力を引き上げた。また東京電力はきのう、中部電力管内から最大20万キロワットの電力融通を受けたことを明らかにした。きびしい暑さによってほかの電力会社から融通を受けるのはおととしの8月以来約2年ぶりとなる。経済産業省によると、電力の安定供給に最低限必要な予備率は3%で、きのうは3%台で安定供給の範囲には収まっていた。