日テレNEWS24 (ニュース)
今回の「骨太の方針」は経済回復への期待が高まる中、チャンスを逃さないようにすべく産業競争力強化に向けAIや半導体分野の国内投資拡大の必要性が盛り込まれた。特に政府が産業競争力の鍵を握るとする半導体メーカー「ラピダス」への支援を念頭に量産等に必要な法制上の措置を検討すると明記した。また一般ドライバーが有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」を全国へ拡大する方針も盛り込まれた。一方、財政問題について人口減少が本格化する2030年度までが経済構造の変革のラストチャンスとして「経済・財政新生計画」を策定した。その中で国の政策のための経費を賄えているかどうかを示すプライマリーバランスについて「2025年度の黒字化を目指す」との記載を復活させた。政府はこれらの方針をもとに来年度の予算編成を議論する。