報道ステーション (スポーツ)
パリ五輪で旗手を務めたShigekix選手は先週の日本選手権では2年ぶりに優勝。日本一の裏には被災地、石川県輪島市との強い絆があった。先月Shigekixさんは輪島市を訪れた。石川県は「ブレイキン大国」と呼ばれるほどブレイクダンスが盛んな地域で多くのダンススクールが創設され競技人口は日本でもトップクラス、パリ五輪代表・Hiro10など世界で活躍する選手も輩出している。輪島市でもブレイキンのイベントを毎年開催しているが去年は地震と豪雨の影響で中止を余儀なくされた。輪島市イベント責任者・角一之さんに話を聞いた。かつてイベントが行われていた会場は水も電気も止まったままでステージには各地からの支援物資が置かれていた。輪島市は子どもたちのために3月にブレイキンイベントの復活を決めShigekixも参加する。「ブレイキンの大きなテーマ「世界平和」「心の平和」被災地というのは心が傷ついたり平和な状態になれない。少しでも心が平和になる、温かくなるブレイキンにはその力がある」と話した。イベント参加する被災した子ども2人に練習を行い、2月に行われた全日本選手権に2人を招待し思いのこもったパフォーマンスで優勝する姿を見せ「「ブレイキンに触れたことで人生が変わる、世界で一人でも多くの子に影響を与えたい」などと話した。輪島市の復興イベントは来月9日に開催。